ピンチも楽しみ、切り込み隊長を担う若手リーダーに
- ■チームリーダーってどんな役職ですか?
- 私は通信系企業の経理システムを開発するチームのチームリーダーを務めています。初めてチームリーダーになったのは入社して4年目の春、メガバンクのプロジェクトを担当した時のことです。たった3名だったチームが12名になり、責任者として人をまとめる大変さを痛感しました。
メンバーに思うように動いてもらえず、タスクがなかなか進まない。正直「自分がやったら早いのに」と思って悪戦苦闘しましたが、人を育てるのもリーダーの仕事です。メンバーにあらかじめ業務の目的を明確に伝えたら、自分とメンバーとの間のズレがなくなり、意志疎通がスムーズになりました。そのほかにも自分からメンバーに「困ってない?」と頻繁に声掛けしてコミュニケーションを密に取り、チームワークを向上させました。
- ■チームリーダーのやりがいは何ですか?
- 新人の頃にお世話になったチームリーダーが「どんなに大変なプロジェクトも楽しくやろう」と言って背中を押してくれる人で、当時からずっと尊敬しています。だれかひとりに負担がかからないようにみんなで分担し、大変な時期も楽しく仕事ができました。私もそんなチームリーダーになりたいと思っています。
チームリーダーのおもしろさは、自分でチームの方針を決め、チームをまるごと作り上げられること。いろいろなメンバーがいるので「こうすればいい」といった正解はありませんが、試行錯誤した末に全員が同じ目標を目指し、一体感を持って行動できた時にやりがいを感じます。どんなピンチも楽しく乗り越え、どんなに忙しい日々も振り返った時には「楽しかったね」と笑い合えるチームを作りたいですね。
- ■チームリーダーになって変わったことは?
- 私はもともと土壇場に強いタイプで、切り込み隊長の役割を担うことが多く、ハードなプロジェクトを経てチームリーダーになりました。それでもチームリーダーは大変で、自分の業務に加えてメンバーの業務管理もしなければならない多忙な日々に苦労しましたね。
日々仕事に向き合ううちに、会社の看板を背負っているんだという責任感が芽生え「俺がチームをまとめている以上は絶対になんとかする」というプライドが育ちました。リーダーになると、どんなに大変なプロジェクトも乗り切る気概とタフさが培われ、簡単にはゆるがない強い自分に成長できますよ。
私のキャリアパス
Career Path
- 1年目
- メガバンクのシステム開発を担当。初めての仕事で右も左もわからないまま、がむしゃらに働いて怒られた日々。
- 3年目
- 地方銀行のシステムを担当し、多忙な日々を過ごす。
自立自走し、主体的に仕事に取り組むようになった。
ピンチヒッターとして活躍し、タイトなスケジュールにも対応。
キャパシティが増え、自信がついた。
- 4年目
- メガバンクのプロジェクトに戻り、初めてチームリーダーに。
当初はプレイングマネージャー的動き方をしていたものの、だんだんリーダーとしての自覚が芽生え、マネジメントにも力を入れるようになった。
- 5~7年目
- 信系の会社に移り、現在までの数年間いくつものプロジェクトを担当。
自分一人分ではなく、チーム分の責任を感じるようになり、個人の作業よりチームで目的を共有することに重きをおくようになった。
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